名古屋市東区は、歴史的な建造物や美術館、庭園など見どころの多いエリアです。今回は、このエリアで人気の観光スポットをご紹介します。
1. 徳川美術館
徳川美術館は、尾張徳川家に代々受け継がれてきた貴重な美術品を展示している美術館です。国宝や重要文化財を多数収蔵しており、絢爛豪華な近世大名文化を肌で感じることができます。
所蔵品の中には、国宝「源氏物語絵巻」や重要文化財「初音の調度」などがあり、日本美術の粋を集めた展示は見応え抜群です。
- 住所:愛知県名古屋市東区徳川町1017
- アクセス:地下鉄東山線「徳川園」駅から徒歩10分
- 営業時間:10:00-17:00(最終入館16:30)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 入館料:一般1,600円、高大生800円、小中生500円
2. 愛知県美術館
愛知県美術館は、20世紀美術を中心に、ピカソなどの名画を収蔵している美術館です。趣向を凝らした企画展を定期的に開催し、県内外から多くの美術愛好家が訪れる人気スポットです。
常設展示室では、モネやピカソ、ミロなどの海外の巨匠たちの作品から、日本の現代美術まで幅広いコレクションを楽しむことができます。
- 住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10F
- アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅から徒歩3分
- 営業時間:10:00-18:00(金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 入館料:コレクション展 一般500円、高大学生300円、中学生以下無料(企画展は別料金)
3. 徳川園
徳川園は、徳川御三家筆頭の尾張徳川家の藩主が住んだ屋敷跡に整備された日本庭園です。四季折々の自然美を楽しめる庭園は、和の旅情あふれる癒しの空間となっています。
園内には、龍仙湖を中心とした池泉回遊式庭園や茶室、四阿などがあり、江戸時代の大名庭園の風情を今に伝えています。春には桜、秋には紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
- 住所:愛知県名古屋市東区徳川町1001
- アクセス:地下鉄東山線「徳川園」駅から徒歩8分
- 営業時間:9:30-17:30(最終入園17:00)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 入園料:一般300円、中学生以下無料
4. オアシス21
オアシス21は、美しいオーバル型の「水の宇宙船」が特徴的な立体型都市公園です。地下には大型バスターミナル、地上には緑地広場、そして空中には透明なガラスの大屋根が広がっています。
特に夜間のライトアップは圧巻で、幻想的な雰囲気を醸し出します。また、イベントも多く開催されるため、地元の人々や観光客の憩いの場となっています。
- 住所:愛知県名古屋市東区東桜1-11-1
- アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結
- 営業時間:
– 水の宇宙船:10:00-21:00
– 緑の大地:24時間
– 銀河の広場:6:00-23:00
5. 愛知県芸術劇場
愛知県芸術劇場は、オペラやバレエ、コンサートなど様々な舞台芸術を楽しめる総合文化施設です。大ホール、コンサートホール、小ホールの3つの劇場を備え、国内外の一流アーティストによる公演が行われています。
建物自体もモダンで美しく、芸術の殿堂にふさわしい雰囲気を醸し出しています。公演がない日でも、建物の見学や併設のカフェでくつろぐことができます。
- 住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター
- アクセス:地下鉄東山線・名城線「栄」駅から徒歩3分
- 営業時間:9:00-22:00(公演により変更あり)
- 定休日:第1・3月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
6. 文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)
文化のみち二葉館は、日本初の女優として知られる川上貞奴の旧邸宅を移築・復元した資料館です。大正時代の和洋折衷の建築様式を今に伝える貴重な建物で、川上貞奴の生涯や当時の文化に関する展示を見ることができます。
館内では、ステンドグラスや欄間など、細部にまでこだわった意匠を楽しむことができます。また、庭園も美しく整備されており、ゆっくりと散策するのもおすすめです。
- 住所:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
- アクセス:地下鉄桜通線「高岳」駅から徒歩10分
- 営業時間:10:00-17:00
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 入館料:大人200円、中学生以下無料
7. 横山美術館
横山美術館は、明治・大正時代に制作された輸出陶磁器を中心に展示している美術館です。名古屋で制作された陶磁器を中心としたコレクションは、日本の近代化と西洋との文化交流を物語る貴重な資料となっています。
オールドノリタケや眞葛焼など、日本が世界に誇る陶磁器の美しさを堪能できます。また、定期的に開催される企画展や講演会なども見逃せません。
- 住所:愛知県名古屋市東区葵1-1-21
- アクセス:地下鉄東山線「新栄町」駅から徒歩5分
- 営業時間:10:00-17:00(最終入館16:30)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、夏期、年末年始
- 入館料:一般1,000円、高・大学生・65歳以上800円、中学生600円、小学生以下無料
8. 建中寺
建中寺は、名古屋市東区にある浄土宗の寺院で、不動明王を祀っています。江戸時代の建造物が数多く残されており、名古屋市指定文化財に選定されています。
特に本堂や三門、鐘楼などは、江戸時代の建築様式を今に伝える貴重な遺構です。毎年2月に行われる節分会では、本堂から豆まきが行われ、多くの参拝客で賑わいます。
- 住所:愛知県名古屋市東区筒井1-7-57
- アクセス:地下鉄桜通線「車道」駅から徒歩7分
- 拝観時間:9:00-17:00
- 拝観料:経蔵 大人300円、子供150円
9. 名古屋市蓬左文庫
名古屋市蓬左文庫は、尾張徳川家の旧蔵書を中心に、江戸初期から集められた貴重な書物などを所蔵する図書館兼博物館です。武家の学問や教養に関する貴重な資料を見ることができ、日本の文化史を学ぶ上で重要な施設となっています。
明治時代に建てられた旧書庫は、当時の建築技術を今に伝える貴重な建造物としても注目されています。
- 住所:愛知県名古屋市東区徳川町1001
- アクセス:地下鉄東山線「徳川園」駅から徒歩10分
- 営業時間:
– 展示室:10:00-17:00(最終入館16:30)
– 閲覧室:9:30-17:00 - 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、特別整理期間
- 入館料:徳川美術館との共通券 一般1,600円、高大生800円、小中生500円
10. 文化のみち橦木館
文化のみち橦木館は、明治から昭和期に活躍した陶磁器輸出商・井元為三郎氏の邸宅を利用した歴史的建造物です。洋館と和館、東西二棟の蔵、茶室、庭園から構成されており、当時の豪商の生活ぶりを垣間見ることができます。
館内では、地元の陶磁器産業の歴史に関する資料展示も行われています。また、庭園も美しく整備されており、四季折々の景色を楽しむことができます。
- 住所:愛知県名古屋市東区橦木町2-18
- アクセス:地下鉄桜通線「高岳」駅から徒歩8分
- 営業時間:10:00-17:00
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 入館料:一般200円、中学生以下無料
名古屋市東区は、歴史と文化が息づく魅力的なエリアです。徳川美術館や愛知県美術館では日本と世界の芸術に触れ、徳川園では四季折々の日本庭園の美しさを堪能できます。オアシス21のような現代的な施設から、文化のみち二葉館や横山美術館のような歴史的建造物まで、様々な魅力が詰まっています。
また、建中寺や名古屋市蓬左文庫、文化のみち橦木館など、歴史的な価値の高い建造物や資料館も多く、日本の文化や歴史を深く学ぶことができます。
これらのスポットを巡ることで、名古屋の文化と歴史、そして現代的な魅力を一度に体験することができるでしょう。週末のお出かけや観光の際には、ぜひ名古屋市東区の魅力的なスポットを訪れてみてください。各施設の開館時間や入場料、アクセス方法をチェックして、効率よく回れるプランを立てるのがおすすめです。
名古屋市東区は公共交通機関でのアクセスも便利で、多くのスポットが地下鉄駅から徒歩圏内にあります。散策しながら街並みを楽しむのも良いでしょう。また、季節ごとに異なる景色や催し物もあるので、何度訪れても新しい発見があるはずです。
名古屋の文化と歴史、そして現代的な魅力が凝縮された名古屋市東区で、充実したお出かけをお楽しみください。